万紫千紅のストーリーの感想です。
カイ編
少年漫画主人公っぽくて良かった。家庭の事情が複雑なのでダグザ神族の家族関係を説明しつつ、大筋は死刑囚の父親を釈放してもらうために大会に出る、という展開。
カイ本人は他人のために怒れるいい奴で、目的もわかりやすい、途中の展開も周りの大人に稽古してもらったり、父親との共闘やそこを超える展開もあったりと、王道ながら面白かった。初期メンバーが子供ばかりだけど、実績ある傭兵のグザランやノクチュラが早い段階から手伝ってくれるし、子供らの血筋もみんな凄いので優勝しても不思議ではないんだけど、良い展開だからこそ早期スカウトメンバーとの支援会話もっと欲しかった。
レダ編
目の前で父親を殺したベルトランへの復讐だけを生きがいとしてきたレダが、背景に国家ぐるみの陰謀があってベルトランも巻き込まれていただけのことを知り、だからといってベルトランを赦せるのか、といったストーリー。初期メンバーはレダの事情を知りつつ、心配してくれているいい人ばかり。オリンピアがレダをライバル認定していながらずっとレダのことを心配していて結構好きなキャラになった。
レダもいい人そうなんだけど、敵役のベルトランも聖人なことと、レダが復讐と関係ないカイに泣かすぞっていったりバッカニアに切れてたり、ちょっと感情移入しにくいところがあった。まぁこの場面はバッカニアが悪いけど。
レダ編のエンディングは前向きなもので良かったと思うが、だからこそ陰謀を明らかにしてミトラス修道会と対決する、というソレルを中心としたレダ編の続きとなる展開はちゃんとやってほしかった。(2部始まったらソレルは死んでた)
ディートリヒ編
個人的には一番楽しめた。冒頭でケートゥスと会って船が遭難、ケートゥス退治の軍船を借りるために大会に出場、ケートゥスを倒す、という展開を中盤まででやって、最後はこの国で一番強い相手と戦いたいという希望での一騎打ち、という流れ。紋章武器を使って戦い続けた者の末路として獣となったケートゥスを描き、ディートリヒもこうなるという未来を示しておきながら、最後はファビオのおかげで獣とならず人間のままでいることを選んだ、という書き方も無駄がなくて良かった。この辺の話を主軸に、万紫千紅の舞台設定の説明としてアガルタ関連の過去もファビオが絡むことで語られている。ディートリヒが最初は人斬りの狂人ぽいけどエスメラルダ発案のクラン名「ラミーヌ一家」にウケてたりその辺から様子がおかしくなって、全体的には面白珍道中っぽい一番明るいストーリーだった。
セオドラ編
4人のうち最初にやったのがセオドラ編なんだけど一番微妙だった。弟の陰謀でなくした腕の代わりとして、ドレイクの秘宝という邪神バロールの遺体の一部をそうとは知らずに取り込むことで力と呪いを受け、呪いを抑えるためのアイテム作りの過程でアナトリア達「白き卵の民」の背景を知る、という流れ。最後は大会を辞退して反乱した弟と決着をつける。
つまらなくはないんだけど途中まで目的としていた大会を辞退するわりに相手の弟が小物なのでいまいち盛り上がらなかった。12章最終ステージで味方が砲台で援護してくれたり、アナトリアとサランが援軍にきたりとかも展開としては熱いんだけど、相手が弱すぎてありがたみが少なかった。2部の戦争編主人公がセオドラなので、「サラミス女王セオドラ」の背景の説明として十分なのかな。
オルヘル編やアナトリア編がDLCに回ってしまったので、ユ・ファス関連の話がカイ編とセオドラ編で語られるものが全てとなるので、重要な位置付けではあるんだろうけど、ちょっと消化不良だった。
2部戦争編
2部はセオドラとベルトランが主役で1部の主人公は協力者、という立場。ダグザが急に出てきたり、1部の敵役?の皆さんがあまり出てこなかったり、カイ編で牢屋にいたリンドさんが敵の司令官として出ずっぱりだったりと色々と唐突感があった。ゲーム部分としては出撃メンバーも1部より増えてステージの規模が大きくなっているのと、軍籍だからか強い武器を支給して修理もしてくれるので、戦技が使い放題だったりと1部とはまた違った楽しみ方が出来た。1部で集めた13,14名で高難易度の2部に挑むっていう楽しみ方ができる。スキップも可。
3部救世編
フォトナとマイユニットを中心に、バロールの復活を阻止するというストーリー。8つの門を壊してバロール本体に挑みに行くんだけど、6節に分かれていて毎節の目的も門を壊しに行くだけだからストーリー展開みたいなのは特にない。1部2部で育てたメンバーで遊ぶための3部といった感じ。
まとめ
1部4主人公の話はそれぞれよくできていたと思う。2部、3部については特にストーリー面では語ることなし。個人的にはディートリヒ編>カイ編>レダ編>セオドラ編の順で好き。