タルトとは??
購入場所:道後温泉
価格:税込162円
松山に行くまで一六タルトというお菓子を知らなかったのですが
路面電車で移動しているとあちこちに一六タルトの広告が目に入ったので購入しました。
ダークみきゃんというダークサイドに堕ちたようなみきゃんのパッケージ。
(一六タルトとみきゃんのコラボパッケージ商品)
公式によるとダークみきゃんの好きな食べ物はカビているみかんですが、タルトのお味は普通の宇治抹茶味です。開封すると深みのある抹茶の匂いがします。
ちなみに、みきゃんのパッケージもあるのですが、そちらはゆず味でした。みきゃんとダークみきゃんの話ばかりしていますが、真面目なパッケージ(?)もちゃんと用意されていますので、贈答用として考えられている方も安心してください。
通常のパッケージでは以下のような味が用意されています。(一六本舗さんの商品ページより)
- ゆず
- 宇治抹茶
- 甘夏みかん
- キャラメル
実食
一般的に”タルト”と聞くとクッキーのような硬い生地の器の中にクリームやフルーツが入っている洋菓子を想像しますが、一六タルトはカステラ生地で餡を包んだ優しい味わいです。洋菓子というよりは「和」菓子といった印象を受けました。味自体は美味しいのですが、思い浮かべていたタルトではなかったのもあり少し気になったので、一六タルトが何者なのか、その歴史も調べてみました。
一六タルトの歴史と感想
和菓子っぽさを感じる一六タルトですが、起源は江戸時代の松山藩主・松平定行公が長崎に来ていたポルトガル人と接する中で、タルトを食べて松山に製法を持ち帰ったところから始まるそうです。その時のタルトはカステラにジャムが巻かれたものだったので、今のクッキー生地のタルトとは異なっていたわけですね。それが松山の地で数百年受け継がれてきた中で、餡子を入れるなどの和の要素が加えられていった、ということなのでしょう。
松山城や道後温泉など歴史のある観光地を有する松山ですが、一六タルトもまた歴史を感じさせる松山の顔なのでした。松山駅から道後温泉にかけて、必ずと言っていいほど看板を見かけると思いますので、その際は江戸時代に初めてポルトガル人が持っていた「タルト」を食べその味を持ち帰ってくださった松山藩主の思いも汲み取りながら、ぜひご賞味いただきたいです。