桃太郎で有名な岡山土産「きびだんご」を食べてみた 

犬キジ猿を家来に出来るアイテム

購入場所:岡山駅 おみやげ街道さんすて岡山店
価格:税込1080円

桃太郎がお腰に付けたきびだんごです。日本人なら誰もが知っている、と言っても過言ではないほど有名なお菓子だと思われますが、実際に食べたことはない、という方が多いのではないでしょうか? 少なくとも、私が岡山旅行の後でお土産のきびだんごを渡した友人たちは、きびだんごは当然名前は知っているが食べたことはない、ということでした。2人中2人なので、統計としては使えませんが今のところ100%です。

そんな伝説上の食べ物「きびだんご」が岡山駅のお土産屋さんで大量に箱積みされていたので、一箱買ってきました。きびだんごは実在します。

目次 [ close ]

開封

箱を開けると2箱入ってます。
左が普通のきびだんご、右がきなこ味。

さらに品質保持のためビニール袋に入ってます。
ビニール袋の中には桃太郎とお供の犬、キジ、サル、そして鬼の包装紙に包んであります。(5種類*2=10個入)

パッケージもかわいらしいのでお子さんにも喜ばれそうですが、喉に詰めないかは心配なところです。

普通のきびだんご味の個包装を開けたところです。

因みに個包装のパッケージはきなこ味も同じです。

実食

非常にシンプルな、砂糖味です。砂糖をもちもち食感にした感じ。
個人的には、きびだんご(岡山県)≒アイスの雪見だいふくの皮(ロッテ)≒羽二重餅(福井県)。
くっつき防止の打ち粉がかかってるので食後のお口周りに注意しましょう!
(きびだんごは羽二重餅ほど打ち粉はありません。メーカーによるかもしれませんが…)

なお、ホテルの朝食ビュッフェでもきびだんごを出していただいたのですが、似たような味でしたので、基本的にシンプルな味のお菓子なのだと思われます。

概算1000円で20個入りなのでパパっと職場で一斉に配るにはお手頃価格ですね。
味も癖はありませんし、非常にお土産向きだと思われます。

感想

今回買ったのは山方永寿堂さんのきびだんごですが、他にもいろいろなメーカーさんから発売されておりました。その中で廣榮堂さんが安政3年(1856)、江戸時代の創業で歴史があることからパッケージにも「元祖」の文字が記載されています。一方で今回購入した山方永寿堂さんも昭和21年創業できびだんご一筋を謳っており、きびだんごの世界も激しい競争にさらされてきたことが伺えます。なお、昭和21年といえば終戦の翌年にあたり、岡山城も焼けてしまったほどの空襲に晒された岡山の地で和菓子屋さんを創業された山方辰三郎さんの思いにもまた感じ入るものがあります。

さらに余談ですが、先日山梨に行った際に山梨もまた桃太郎さんの起源を主張していることを知りました。ただし、山梨土産としてきびだんごが定着しているとは言い難い状況ですので、お土産面から攻勢を仕掛けている岡山がやはり有利な気がしています。

そんなきびだんご、岡山土産ランキングではまず上位に入っていますし、話題性もあり、味もシンプル、パッケージも可愛い、とかなり完成されたお土産ですので、岡山に行った際はぜひ候補の一つとしてご検討されては如何でしょうか。