岡山県内全ての100名城を1枚で回れ、倉敷や尾道などの観光スポットにもいけるお得な岡山ワイドパスの紹介です。
きっぷの概要
岡山県全域と広島県東部のJR、路面電車、バスなどが広範囲に乗り放題となるきっぷです。tabiwaでせとうちエリアのきっぷとして販売されています。
価格:4200円
有効期間:3日間
複数人数分もまとめて買え、アプリ内で事前購入することも可能です。使う時はアプリの画面を駅員さんや運転手さんに見せるタイプです。
きっぷの範囲
山陽本線や伯備線、津山線などのJR線のほか、岡山駅から出ている路面電車の岡山電気軌道にも乗れます。伯備線は新郷までが範囲になるので、新型車両のデビューが話題の特急やくもにだって岡山駅から乗れてしまいます(乗車券のみ有効なので特急券代は追加が必要です)。
100名城でいうと、岡山城の城下駅、津山城の津山駅、備中松山城の備中高梁駅、鬼ノ城周辺の総社駅・東総社駅・服部駅の他、広島県にある福山城の福山駅が範囲に入ります。鬼ノ城と備中松山城は別途タクシー代が必要ですが、それ以外の交通費が4,200円で済むのは安心です。
試算
岡山駅と範囲内全ての100名城最寄り駅とを往復した場合の運賃を試算します。
- 岡山駅-城下駅 片道120円 往復240円
- 岡山駅-津山駅 片道1,170円 往復2,340円
- 岡山駅-備中高梁駅 片道860円 往復1,720円
- 岡山駅-総社駅 片道420円 往復840円
- 岡山駅-福山駅 片道990円 往復1,980円
上記往復運賃を全て合計すると7,120円になります。総社駅は岡山駅と備中高梁駅の間のため、岡山-備中高梁間を往復ではなく岡山⇒備中高梁⇒総社⇒岡山と移動した場合でも合計6,260円となり、ワイドパスの4,200円と比較すると2,000円以上ワイドパスがお得になります。
注意点・デメリット
使っていて特に問題は感じませんでした。強いて言えば、使用時は改札から出る際に駅員さんに見せて使うのですが、岡山駅は窓口がいつも混んでいます。逆に岡山駅と福山駅以外は私が行ったときは駅員さんが窓口におらず、画面を用意しても見せる人がいないので寂しい気分になります。同じ見せるタイプの青春18きっぷとちがって自分でチケットを使用開始状態にできるところは便利でした。
さいごに
かなりお得なきっぷだと思います。3日もあれば範囲内の100名城は全て回れますし、倉敷や尾道を観光したり、路面電車を使って岡山市内を散策したりするのも楽しそうです。路面電車の岡山電気軌道はJR岡山駅から少し離れていますが、岡山駅前広場に乗り入れる計画があるそうなので、完成したら様子をまた見に行きたいです。