シティループバス「るーぷる仙台」で仙台市内を観光した話

仙台3日目(2024年5月26日)はるーぷる仙台で1周して仙台市内の観光地を回ってから横浜に帰るります。

るーぷる仙台について

るーぷる仙台は20分に1本、仙台市内の主な観光地を周遊するバスです。逆回りはないので、常に仙台駅から右回りになります。運賃は1回260円、1日乗車券が630円でデジタルバスも存在しています。観光地を2つ以上回る場合、バスには3回は乗るので1日乗車券を買うのがお得です。

出発

午後には雨があがる予定、ということで広瀬通の三井ガーデンホテル仙台さんを11時に出発します。大浴場もついて、エグゼクティブツインの部屋も広く、大変良いホテルでした。

予定では広瀬通(ホテル近く)⇒瑞鳳殿⇒仙台城⇒広瀬通(ホテルで荷物回収)⇒仙台駅と回ります。

瑞鳳殿

ホテル近くの広瀬通の乗り場から仙台駅を経由して瑞鳳殿に向かいます。正直、訪れるまではあまり期待していなかったのですが、実際行ってみると緑が多く静かな森の中に政宗公達の美しい霊廟が佇んでおり、また訪れたいと思える厳かな場所でした。

仙台城(青葉城)跡

次の目的地、仙台城に向かいます。バスは大変混雑しており、立ち乗りとなりました。降りて少し歩くと有名な伊達政宗公の像があります。このあたりから、仙台の街を一望することができます。また、伊達政宗公の像の近くに鳶の像があり、昭忠碑という西南戦争などの慰霊顕彰碑らしいですが、東日本大震災の際に鷲が落下してばらばらになったものが復興されたそうです。昔の写真を見ると塔の上に鳶の像が乗っていました。

本丸跡から少し歩くと青葉城資料展示館があり、15分ほどの映像を見ることが出来ます。伊達政宗公と仙台の歴史を紹介する動画ですが、その中で伊達政宗公が詠んだという辞世の句が印象的でした。「曇りなき心の月を先立てて浮世の闇を照らしてぞ行く」というものですが、戦国大名・為政者として多くの人を導く立場にあった伊達政宗公の気概と、激動の時代を生き抜いて多くのものを次代に繋ぐことが出来た自身の一生への充足感を私は感じました。天寿を全うした英雄らしい歌だと思います。

大手門脇櫓を見るために青葉山を下ります。登りは大変そうですが、下りは石垣を見ながら15分もかからず大手門跡まで移動できます。

散策おわり

青葉山を降りてしまったので仙台城の一つ手前の博物館前バス乗り場から再びるーぷる仙台に搭乗します。が、すでに超満員状態で本来の後ろから乗れず前から乗せてもらった上に、仙台城ではほぼ全員お客さんが入れ替わるのですが、仙台城バス乗り場で長蛇の列が出来ており、乗り切れない方も10名以上いらっしゃいました。

ここから国宝の大崎八幡宮にも行きたかったのですが、るーぷる仙台から一度降りるとまた乗るのが大変そうだったので、あきらめてそのまま広瀬通まで進んでホテルに戻り、荷物を回収して仙台駅に向かいました。

夕食

魚亭浜や仙台エスパル店さんで新幹線の前に早めの夕食をいただきます。はらこめしと地酒の利き酒セットをいただきました。いくらと鮭は両方好物な上に、あら汁もついており大変満足でした。

さいごに

2泊3日の仙台旅行もこれで終わりです。今回は2度目の仙台ということで、白石、山形、平泉など仙台から足を延ばす日と仙台市内を観光する日の両方を計画しました。改めて思ったのですが、仙台は他地域へのアクセスもよく、市内観光も充実しており、また食べ物も美味しいと、仙台の良いところは枚挙に暇がありません。また訪れる機会はありそうなので、次は大崎八幡宮や大仏も見に行きたいです。